観光/ボリビア共和国

ボリビア共和国

観光

主な観光地としてはティワナクの遺跡や、ティティカカ湖、ウユニ塩原、ポトシの鉱山、チェ・ゲバラの戦死したイゲラなどがあり、南米諸国の中でも特に物価が低いため、ヨーロッパや、カナダ、アメリカ合衆国、日本、イスラエルといった先進国に加えて、韓国や南米諸国のアルゼンチン、ブラジル、チリなどからも多くの観光客がボリビアを訪れている。
また、アンデス山脈の高山が各国から登山家を引き寄せている。

ウユニ塩原(ウユニ塩湖)

(学術的には「塩原(えんげん)」が正しい。一般には「塩湖」と呼ばれることが多い)

あまりに美しいウユニ塩湖。
塩分を多量に含んだ湖である。
塩分濃度が高すぎて結晶が大地を覆い,地面がほぼ水平に広がっているため浅い。
乾季には干上がり,雨季後でも塩水が薄い幕のようになって延々と続く。

湖の色は不思議の一言に尽きる。
淡水より明らかに色の変化が激しく美しい。
塩分濃度は場所によってはほとんど飽和状態であり,色変化は最大値をとる。
たとえば干上がって塩が露出する部分は純白。
理由は不明だが塩は格子状の模様を描く。
まるでタイルを敷き詰めたような光景が水平線の彼方まで続く。
わずかに水をたたえた場所は乳白色で、水深が深くなるにつれて紺やネイビーへと変化する。
太陽の位置によって色彩は刻一刻と変化し、夕暮れにはピンクや赤に染まっていく。
塩原の中央付近で回りを見渡すと視界の限り真っ白の平地で、寒冷な気候もあって、雪原の直中にいるような錯覚をおこす。

標高3,700mに位置するウユニ塩湖はアンデス山脈に位置する。
海底が隆起することによってできた山脈で,土中には大量の塩分を含む。
山には降り注いだ雨や雪解け水は塩を含んで流れ出る。

普通ならそのまま海に注いだり、深い谷に落ちて湖になるものだが、ウユニ塩湖には南北約100km・東西約300kmという広大な平地があった。
アンデス山中から注ぎ出す水は大地に溜まり、乾季になると水分が蒸発して深い湖にならなかった。
溶けた塩分は乾燥するたびに塩となって堆積し、これを長年繰り返して奇観ができあがったのである。

日本でもウユニ塩湖の塩が販売されている。
塩湖のそばにあるプラカヨの銀山が閉山して以来、ウユニの町は観光と塩で成立している。

ウユニ塩湖の塩はプレ・インカの時代から取り引きされていた。
最近は日本でも見かける。
ウユニ塩湖からアンデス山脈を登ると景色はさらにダイナミックに変わる。

たとえばラグーナ・コロラダ。溶け出した鉱物のせいか、湖が赤い。
チリ国境近くのラグーナ・ブランカはまっ白だ。
また、この辺りにはフラミンゴが多く、点在する湖がフラミンゴのおかげでピンクに染まる。
フラミンゴはアフリカのものと思っていたからビックリだ。

この辺りは温泉も豊富で、フラミンゴの湖を見ながら温泉に浸かるなんてこともできる。ただ、日本人と違って現地の人々もツアーに多い西洋人も熱い湯が苦手らしく、いつも温泉はぬるかった。

塩原の周囲に住む人たちは、塩を国内外に販売している。
一般の食用の塩は、湖の表面の塩を削り取り1m程度の高さの小山を作って乾燥させて作る。
この塩は近年日本でも購入できるようになった。

また、塩原に斧で切れ目を入れ、数十cmないし1m程度の大きさの立方体に切り出すことも行なわれている。
この塩のブロックは、家畜放牧地にそのまま置いて家畜になめさせたり(家畜のミネラル補給)、ブロックのまま別の塩精製施設に運んだりして使われる。
塩原周辺では塩のブロックを建材に使って家などを作ることもある。

塩原の中程には、観光客用に塩で作ったホテルが建てられている。
壁もテーブルもベッドも全てが上記の塩のブロックで作られている。
ウユニ駅前にある旅行代理店で宿泊の予約ができるほか、喫茶だけでも立ち寄ることができる。

ウユニ塩原はリチウム埋蔵量で世界の半分を占めると見積もられている。
電気自動車の電池などリチウム需要は将来的に高まると予想され、新たなリチウム産地としても注目されている。2009年現在は本格的な生産は行われていないが、ボリビア公社事業として2010年を目標にパイロットプラントの設置が進められている。
事業には日本の住友商事、三菱商事、フランス・ロシアのグループが参画を目指している。

魚島から見た塩原同じく塩原の中央付近に魚島(Isla de Pescado)という島がある。
遠方から見たときに島の形が魚のように見えることからその名前がついた。
高さおよそ40mの島には、サボテンが多数生えている。小さな土産物屋はあるが、居住者は無く宿泊施設も無い。塩原の横断に自動車が用いられるようになる前はリャマなどの隊列で移動をしていたが、一遍で渡り切るのは困難であるため、この島が重要な休息場所となっていた。
雪原のような真っ白な塩原にあるサボテンだらけの島というのは、奇景である。

(参考文献) 『ウィキペディア(Wikipedia)』

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